2022/02/16 15:02

こんにちは、初めてのブログ投稿になります♪

今回は表題のとおり、私達が取り扱っているPasar Bag(パサールバッグ)についてです。

パサールバッグは市場(パサール)へ買い物に行く際に使われており、そこからパサールバッグとの名前が付きました。
またこのバッグはインドネシア全土で作られており、それぞれの地域で素材やデザインが異なるそうです。

私たちのバッグはインドネシアの東ジャワ州にあるポノロゴの小さな村で女性たちによって1つ1つ丁寧に編まれています。

↑は熟練された技術を持つシティーさん

不思議なご縁で私達と繋がったインドネシアの女性 Anti さんは、
地元の貧困の中で生活する女性たちの為に一人立ち上がりました。
彼女が住む村では女性達は仕事が無く、
少ない収入で貧困と向き合いながら生活をしていたそうです。
その収入は彼女たちが昔より編み方を知っていたパサールバッグを彼女たちの村がある街で非常に安い値で売って得たものでした。

2017年初頭、Anti さんはこのパサールバッグには
「もっと価値がり、適正な値段を付けられるはず」だと考え行動に移しました。
その背景には、適正な価値・適正な値段が付くとバッグを織る女性達の収入が増え彼女たちの家族の大きな支えになるからです。

そこで Anti さんはバリやジャカルタ等の大きな都市でフェイスブックやインスタグラムを通し、彼女の村のバッグを売り始めました。
そこでは、バッグに適正な価値と値段が付き、彼女たちの収入も増えていきました。

バッグを自身の村がある街で売り始めた当初は1月でお米と油がなんとか買えるほどだった売り上げが、
今では、自身の子ども達を学校に行かせ、卒業してもらうことが彼女たちの夢になったそうです。

Antiさんという一人の女性の行動が、彼女の住む村の女性達の大きな支えとなっていることは間違いのない事実です。

日々生きていくことで精一杯だった彼女達が、今では「子供たちを学校から卒業させる」ということを夢に描けるようになりました。

そんな彼女達の気持ちのこもった素敵なバッグを日本で紹介出来ることを私達は嬉しく思います。

P.S.
こちらのバッグはジャリプラスチックロープという、
廃棄されるプラスチックを再生利用して生まれたプラスチックのロープになります。
使用されるプラスチックの量や色により、同じ色が生まれることはほとんど有りません。
伝統的な技術で編まれる、現代的なバッグは地球環境にとても優しいエコなバッグです。