2022/02/22 16:19

こんにちは、本日は表題の「Food Paper」についてお話させて頂きますね。


皆さん、「和紙」ってどんなイメージがありますか?(?_?)

日本の紙

手漉き

冷たそう...

日本各地で伝統的な和紙がありますが、石州半紙 (島根県浜田市)・本美濃紙 (岐阜県美濃市)・細川氏 (埼玉県小川町・東秩父村)の
3つの和紙はユネスコの無形文化遺産に登録されています。

和紙は植物から出来ており、代表的な原料は楮 (コウゾ)、三椏 (ミツマタ)、雁皮 (ガンピ)が使われています。

しかし収穫量が激減しており、特に楮は最盛期の約1.2%まで落ち込んでいるそうです。

そこでこちらのFood Paperを手掛ける福井県の越前和紙を作られている五十嵐製紙さんは、
フードロスとして捨てられる野菜や果物を紙の原料として使用しています。
作り方は伝統的な手漉き和紙を同じプロセスです。



五十嵐さんの次男さんが食べ物から紙を作る研究を小学生の時から5年間続けられていることからアイデアを得ました。

野菜と果物から出来ているこちらのノート、

「洋紙」でもなく「和紙」でもない

「自然紙」 として

紙の可能性を広げています。

原料となる野菜や果物の鮮やかな色彩が、紙として漉き込むことで柔らかく温かな色合いとなって現れる Food Paper。
人工染料では再現できない風合いをまとった Food Paperは、素朴ながらもつい目を引かれてしまう不思議な美しさを持っています。 


是非手に取って感じてみて下さい

野菜や果物

自然のぬくもりを。

フードロスが叫ばれる中、伝統を守りながら、時代に合った新しい形を作り出すその姿勢には脱帽です。